とある日、車好きな友人と家飲みをしていると、
友人A
「最近、ジムニーほしいんだよね。」
僕(酒で酔っぱらってる)
「え!それなら売るよ」
友人A
「いくらで売ってくれるの?」
僕(酒で酔っぱらってる)
「今3年目で車検入れないといけないし、3万5千キロくらい走っているし、ブレーキキャリパーも交換しないといけないから120万くらいなら売っても良いかな~」
友人A
「マジで?銀行に話しに行ってくる!」
この友人Aは
・トヨタ プリウス
・日産 キャラバン
・ダイハツ ハイゼットカーゴ
・バイク TW223
の4台の乗り物を持っているため酒の場の話だと思ってた。
他の友人と話す機会があり、
友人B
「お前、あいつにホントにジムニー売るの?」
「あいつプリウス売るって言ってるし、銀行にも話しに行くって言ってたよ!」
全然売るつもりはなかった事に焦り、友人Aにすぐ電話して
「前のジムニー売るって話なんだけど、車屋さんに査定金額だしてもらってからの話で良い?120万で売るって言ったのにほんとにごめん。」
と言う流れで査定に出すことになったのである。
ジムニーのスペック
初年度登録 平成30年(2018年) 8月 29日
型式 3BA-JB64W
排気量 650cc
グレード XC(安全装置などがついた最上級グレード)
ミッション MT
カスタム フロントグリル社外品、ETC、ドライブレコーダー、Apple CarPlayがついたオーディオ、シートカバー社外品、ルーフキャリア カスタム合計値段15万位
新車乗り出し費用・入れといて良かったオプション
新車乗り出し価格は合計で¥1,906,000
結構値引き交渉したのですが¥-32,400とかなり渋かったです。
新型ジムニ-販売開始直後に行ったため渋かったのかな?
今は納期の遅れもありそれをネタに交渉の余地があるかもしれません。
入れて良かったと言うか絶対入れないと損するオプションが
・デニトロール錆止め
車の下部ですが黒い樹脂で錆止めコーティングするものです。
ジムニーは山、海、雪など色々なところに行ける車なので過酷な状況下で使用する前提の車なので、いざ売却しようとした時に、
「車体の下部がサビていますね。」と言われ減額されかねないです。
たった¥3万ちょいの金額なのでジムニーを買う方は絶対入れたほうが良いです。
売買先
僕は一括査定サイトを使いました。
車一括査定
と検索すればすぐ出てきます。
そこに車の情報、住所、氏名、連絡先を記入し、申込ボタン押すだけ。
登録後すぐに電話がかかってきます。
そこで注意です!
僕は何度かバイクや車を買い取り専門店に出した事があるのですがことごとくハメられています。
車やバイクの買取業者は買取のプロです!
買取業者とはどうやって儲けているのでしょうか?
持主から車を安く買い → 自分たちの利益を乗せ売る
安く仕入れできれば自分たちの利益が増えます。
そこで買取員はあの手この手で安く買い取ろうとします。
①交渉実例(バイク)
僕がハメられたやり口(実例)バイク編
XR250モタード 新車価格¥51,9000 3年落ちの中古で¥400,000で購入 10年ほど乗った
買取先
「走行距離 13,000Kmですね・・・」
「メーターにプラスチックの曇りの劣化がありますね。」
「こことここに傷がありますね。」
「このマフラーってJMCA(騒音規制などのクリア基準)のマークないですね。社外品ですか?」
「フロントフォークの錆がありますね。このフロントフォーク交換しなきゃいけないので値段調べてもらいますね。」→どこかに電話する
上記の以外の他の事も言いながらマイナスの事を色々言ってくるので
思っていた値段より高く売れないかも。と不安に思ってくる。
電話から戻ってきた買取員が
「10万円でしたらどうでしょう?」
僕
「10万なら売らないです。」
買取員
「ちょっと待ってください。いくらくらいがご希望でしたか?」
僕
「20万くらいで売りたいなと考えていました。」
買取員
「店長に値段上げてもらえるよう交渉しますのでお時間ください」・・・電話
買取員
「この車種を直す費用もかかることから13万ならどうでしょう?」
僕
「13万はちょっと・・・ 18万なら」
買取員
「店長にもう一度値段上げてもらえるよう交渉しますのでお時間ください」・・・電話
買取員
「店長が14万なら良いと言っています。」
僕
「14万でしたら申し訳ないのですが・・・」
買取員
「分かりました!15万でしたらどうでしょう?」
僕
「じゃそれでお願いします。」
後からネットで検索してみると、同じ位の年式、走行距離等で¥40万オーバーで売っている。
僕は日ごろからメンテをしていたのでエンジン、バッテリー、ミッションも良好で異音もなく、あとは年式的な少しのサビ等の劣化だけであった。
後から考えると確かにフロントフォークはサビていたが、錆取りしてタッチアップすれば分からないようなものである。
もうちょい粘れば良かった・・・・
あと他の所にも査定だしておけばよかった・・・・
色々思うのであった。
②交渉実例(新型ジムニー JB64)
ジムニー(JB64)編
前回のやり方で失敗したので今回は初めから数社に査定してもらうことにした。
1社1社交渉していると時間もかかるし、自分の性格は人に聞きたくても知らない人には全く話かけられない、知らない人には話しかけられたくない(ショップ店員が話かけようと近づいてくると、店を出てしまったりする)ほどで、「もっと値段を上げてほしい」なんて本当は言える性格ではないため、交渉時間が経つにつれ自分の心も折れてくるので全社同じ日の同じ時間に来てもらって1番値段が高い所に売ろうと考えた。
今回は絶対に折れねーぞ!と気合を入れた
電話ではどの会社も同じことを言う(3社から買取のアポイントがあった)
「日時はいつがご希望ですか?」 → 〇日〇時が希望です。
「他の査定会社さんもきますか?」 → 来ます。1番買取金額が高い所に売ろうかと考えています。
「どこが来ますか?」 → A社とB社が来る予定です。
「希望金額はいくらほどで考えていますか?」 → 高ければ高い程良いです。
希望金額は絶対に言わないほうが良いです!買取の基準金額になってくると思います。
希望金額は新車190万で購入し、3年乗り、3.5万キロ程いっていたので160万程度で買い取ってくれたら最高だな。と思っていた。
3年間で30万円 30万÷36カ月=月¥8300 月8千円弱で乗れたと思えば最高な金額である。
C社からの前日に変更してほしいと電話
時間が経ち査定日時2日前にC社からTEL
「〇〇様のお電話でしょうか?〇日の〇時に査定にお伺いする予定のC社でございます。
〇日の〇時に予定していた買取員が体調不良で行けなくなった為、明日ご都合が良いお時間あればお伺いしたいのですがいかがでしょうか?」
僕
「良いですよ。明日の〇時に」お願いします。
C社の査定
C社が査定に来てジムニー(JB64)を30分程査定していた。
C社買取員
「このジムニーJB64良いですよね~。今人気でやばいんですよ!」と談笑
「こちら3年乗っていて、3.5万キロいっているので150万でしたらいかがでしょう?」
僕 どーせこっちが金額言っても又下げてくるだろうと思い160万で売りたい所
「ん~。他の査定会社の査定も出てないのでそれ見てからが良いです。」
C社買取員
「ごめんなさい店長に電話させてください。」電話に行く
C社買取員
「今、決めていただけるのであれば170万でしたらどうでしょう?」
僕 え?20万ポンって上がった!売っても良いけど、このC社わざと他の買取会社と競いたくないから前日に来たのでは?と頭をよぎる。170万でも良いけど他の査定会社を見てからだなと我慢した。
「ん~。やっぱり他の査定会社の査定も出てないのでそれ見てからですね。」
C社買取員
「わかりました。またお電話します。」と帰った。
A社から予定の時間の前に変更できないかと電話
査定当日の朝にA社から電話があった。
「〇〇様のお電話でしょうか?〇日の〇時に査定にお伺いする予定のA社でございます。
〇日の〇時に予定していた買取員がどうしても行けなくなった為、これからお伺いしたいのですがいかがでしょうか?」
僕
「ごめんなさい。午前中は都合がつかなくて・・・」
A社
「それでしたら本日の〇日の〇時はいかがでしょうか?」 当初予定の2時間後を指定
僕 絶対に他の査定会社とはかち合いたくないんだなと思いながらも
「わかりました。よろしくおねがいします。」
B社は予定通りに来た!
B社は予定どおり査定に来てジムニー(JB64)を査定していた。
しかもわずか10分程度。
B社買取員
「他の査定会社は来ないのですか?」
僕
「1社は先日査定して頂き、あと一社はこの後に来ます。」
B社買取員
「そうなんですね。A社とC社と比べるとうちは4駆専門にしてるのでジムニーの買取実績が良いですよ!ちなみになんですけど査定を出した会社さんはいくらでだしてきました?」
僕 他二社はやはりこの会社には勝てないと分かっていたので来なかったんだな。
このB社は自信満々だな。170万以上出るかな?期待できそう。
「ごめんなさい。他の所と平等にしたいので言いたくありません。」
B社買取員
「〇〇さんの希望金額はいくらですか?」
僕 あまり言いたくないがこちらも折れずと踏ん張る。
「希望金額は高ければ高いほど良いです。」
B社買取員
「わかりました。責任者に確認しますのでお時間ください。」どこかへ電話
なんかバイクの時と同じでこの下りだなと思いつつ待つ。
絶対買取金額下げたいはずなので吹っかけてくるなと思いつつ絶対折れない心の準備!
B社買取員
「まずお約束頂きたい事があります。」
「今決めていただけるのであればと言う事での精一杯の金額を提示させて頂きます。」
僕
「わかりました。」
B社買取員
「新車価格が190万なので色付けて195万ではどうでしょう?」
僕 マジ?新車価格同様出すってマジ?こんなに新型ジムニー人気なのか?
押しに負けそうだったが踏ん張ることにした。
「ごめんなさい。あと一社の値段見てから決めたいです。」
買取員は決めれると思ってたのかちょっと慌ててました。
B社買取員
「わかりました。また何かあればご連絡ください。」 と帰っていった。
A社がやっと来た。
A社買取員
「本日は誠に申し訳ございません。どうても都合がつかなくて」
僕 本日2件目で気力がなくなっていた為、早く終わらせたかった。
「買取員さん達ってやっぱり他の所とかちあいたくないんですか?」
A社買取員
「本心はそうですね。でも、わざと時間をずらそうとしているわけではないですよ。本日は誠に申し訳ございません。どうても都合がつかなくて。ちなみにさっき来ていた会社はいくらで提示してきました?本日はどこよりも高く買い取りできる金額だと自信をもって挑みにきました。ちなみにおいくらで出してきました?」
僕 めちゃめちゃ聞き出そうとするな~。新車価格より高い195万は出せないと思いつい口が滑ってしまいました。
「さっきの会社は195万出すそうです。」
A社買取員 マジか?と言う顔をしていました。
「一度責任者に連絡させてください。」どこかへ電話
A社買取員
「196万ならどうでしょう?これ以上は出せません!」
僕 金額を正直に伝えたのに1万ずつ刻まれる事にちょっとムッとし、こちらも負けじと言ってみた。
「一万ずつ刻まれても10万単位で上がってくれれば・・・」
A社買取員 マジか?と言う顔をして
「ごめんなさい。もう一度連絡させてください。」どこかへ電話
A社買取員
「お約束して頂きたいのですが、この場で決めていただけると言うのであれば・・・最終金額をお教えします。これ以上は出せません。」
僕
「分かりました。」
A社買取員
「20●万でお願いします。」
僕
「分かりました。それでお願いします。」
後日送られてきた書類
まとめ
粘り勝ちでしたが本当に疲れました。
新型ジムニー(JB64)凄いですね。
ネットで売買のサイトを見ていて信じられなかったのですが、新車以上のこのようなプレミア価格がつくことってあるんですね。
前提として
私たち売る立場は素人です!
今乗っている車の買取相場の価格わかりますか?
たとえ傷や錆が出てて見た目が悪い、エンジンやブレーキ類に不具合があるとしても、いくらで直せるかわかりますか?
買取員は買取のプロです!
買取金額を安くし、高く売ってその利益で食べていけてる人たちです。
車の買取相場もわかります!傷や不具合もいくらで直せるかも知っています!
なのであの手この手で安く仕入れようとします。
アドバイス
私も素人ですのでこのプロとの交渉は本当に疲れます。
あまり値段を上げてと言えません。
・数社いっきに呼んで競わせたほうが良い。時間も交渉も少なくなります。
・金額は言わないほうが良い。買取のプロは希望金額や他社が出した金額をあの手この手で聞き出そうとしてきます。
・一番大事なのは折れない心
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